皆さんこんにちは。これから徐々に寒くなってきますね。インフルエンザが流行し始めているようですので、皆さん体調にだけは気を付けて下さいね。

本日は良く耳にする先進医療について簡単に触れたいと思います。これを踏まえて改めてご自身の医療保険・がん保険に先進医療特約が付帯されているか確認してみて下さいね。

 

◆先進医療特約ってどんなもの?

先進医療とは厚労省が「健康保険診療のレベルを超える」と指定した医療技術です。がん治療のための先進医療が有名で、治療の際の肉体的負担が軽く、治療効果も高いというメリットがあります。その一方で健康保険適用外ですから、全額が自己負担になります。そしてそれが高額になることが多いので、先進医療を受けたくても受けられない人が多数存在します。

◆医療保険に付ける先進医療特約

高額な先進医療の医療費をカバーするのが、医療保険やがん保険に付される先進医療特約です。商品によって違いはありますが、月々の保険料は100円前後なので特約を付けることをお勧めします。医療保険の先進医療特約はすべての先進医療が対象になります。がん保険の先進医療特約はがんに関わる先進医療を行なったときしか保障されませんので注意が必要です。

◆先進医療の中身

 多く実施されている先進医療トップ4は下記(参考)の通りです。トップの水晶体再建術は白内障のための手術です。陽子線・重粒子線治療はがん治療に用いられます。いずれも高額です。白内障の有病率は60歳代で66~83%と言われていますから、がんだけよりも、すべての先進医療をカバーする特約を付けたほうが安心できるかと思います。

(参考)

1位:多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術・・・年間実施件数14,443件、1件あたりの費用約58万円

2位:前眼部三次元画像解析・・・年間実施件数11,595件、1件当たり費用約3,500円

3位:陽子線治療・・・年間実施件数2,319件、1件当たり費用約277万円

4位:重粒子線治療・・・年間実施件数1,558件、1件当たり費用約315万円

 

※ノーベル賞を受賞した本庶(ほんじょ)佑(たすく)氏の研究で生まれたがん免疫治療薬「オプジーボ」は現時点で先進医療の対象外です。高額な治療ですが、効果的な治療がなかった進行がんに高い有効性があるとして期待を集めています。

 

久留米市 保険屋