皆さんこんにちは。1月8日からの雪は凄かったですね。お住まいの地域はいかがでしょうか?被害などは無かったでしょうか?
2021年1月8日の日本経済新聞朝刊に、「損保大手、火災保険の赤字2000億円超 台風なしでも」と記事が掲載されていますので、以下のとおりお知らせします。
1.記事の概要
・損害保険大手4社の2021年3月期の火災保険の損益は2000億円を超える赤字となる見通し。台風の上陸が12年ぶりになかったにもかかわらず、再保険料の上昇や工場の老朽化が響いた。
・近年、大規模な自然災害が頻発するようになり、巨額の支払いに備えて損保が海外の保険会社にかける再保険の費用は20年4月に4~5割上昇した。過去の災害発生の実績などを反映して保険料を徐々に引き上げるだけでは、跳ね上がるコストを吸収することが難しくなっている。
・大手4社は21年1月に火災保険料を6~8%引き上げたほか、企業向け火災保険料の大幅引き上げや支払いのリスクに応じた保険料設定などの対策を進めている。
2.記事に対するコメント
(1)全般
・記者が各社への取材を基に記載したものであり、概ね正しい内容のようです。
・お客さまにご理解をいただき、2015年10月改定、2019年10月改定、2021年1月改定等収益改善を進めていますが、依然、赤字状態を解消するまでには到ってないようです。
・自然災害による影響は大きいですが、それに加え、工場の大規模火災、破損・汚損などの小損害の上昇など、複合的な要因との事のようです。
・再保険(保険会社が保険に加入するようなもの)の市場では、日本における自然災害の頻発の他、北米のハリケーン、コロナウイルスに付随する支払など、近年の大きな支払いにより、再保険料の上昇が続いているとの事です。
・日本の4月の再保険更改においても、更なる上昇が見込まれているとの事です。
以上、気になっている方もおられるかと思いますので記事についての説明をさせていただきました。確定次項は何もありませんが、この火災保険系の商品については今後も値上げの可能性が大いにあるかと思います。だからこそ、どこまで補償が必要なのか・どこまでの補償額が必要なのか等々を再度確認する必要があるかと思います。
(注意)安易な契約切替(中途更改)は、解約保険料のデメリット等もある為、即決しないようにしましょう。もし、契約切替の話をされたら本当にメリットがあるかどうかを確認し契約切替することをお勧めいたします。